工務店の子育て世帯集客、家を探し始める前に何を届けるか

子育て世帯への集客を見直したい工務店向けに、コズレの公開調査を手がかりに接点の時期と情報提供を考えます。相談記録から確かめることを紹介します。

アイドマ・アカデミー 編 

子育て世帯向けの見学会を開いても、思うように予約が入らない。広告を増やす前に、お客様が住まいを考え始める時期と、情報を届けている時期を見比べてみませんか。

ここではコズレの公開調査を手がかりに、地域の工務店が自社の集客を振り返る方法を考えます。

年齢が同じでも、住まいを探す理由は違う

「30代の子育て世帯」という設定だけでは、これから出産を迎える家庭と、入学を控えて住まいを考える家庭が一緒になります。気になっていることも、いつまでに決めたいかも同じとは限りません。

コズレ子育てマーケティング研究所の注文住宅に関する2024年調査では、検討開始のきっかけとして妊娠・出産が約68%と報告されています。

この調査は2024年7月12日〜8月11日にコズレ会員へ実施したインターネット調査で、有効回答は861名です。約68%という値は、その公開結果にある検討開始のきっかけの回答です。全国の全世帯や、地域の見込み客の割合をそのまま示すものではありません。

それでも、自社のお客様について「何歳か」に加えて「何が起きて、住まいを考え始めたのか」を確かめる材料になります。

最近の問い合わせを、検討のきっかけから読み直す

まず、既に残っている相談記録を読み返します。転居を考えた理由、希望する時期、初めて自社を知った接点が分かるかを見てください。書かれていないことは推測で埋めず、不明のまま残します。

例えば、家族が増えることをきっかけに相談した人がいるなら、その人は来場前に何を知りたかったでしょうか。部屋数なのか、予算なのか、入居までの流れなのか。担当者が覚えている印象と、お客様が実際に話した内容を分けて確認します。

これは編集部からの振り返りの提案です。調査で効果が実証された集客手法として紹介するものではありません。

見学予約の前に、判断に必要な情報はあるか

お客様が予算を気にしているのに、広告もページも施工写真と予約ボタンだけになっていないか。完成時期が大事なのに、相談から入居までの進め方が見つからなくなっていないか。

確認できた悩みに合わせて、まず一つのページを見直します。費用の説明なら含まれる範囲を示す。時期の説明なら地域や計画によって変わる条件も添える。答えられない条件は、相談時に確かめることとして明示します。

媒体を増やす判断は、その後でもできます。自社の相談記録と公開調査を突き合わせ、誰のどの判断を助けたいのかを先に決めましょう。

子育て世帯の購買行動を、業種別に学ぶ

早川修平氏の「住宅・車・保険が選ばれる瞬間」の講座では、妊娠・出産期の購買行動や、接点をつくる時期を扱います。2026年11月12日(木)12:00〜12:45、オンライン開催予定です。

住宅以外にも車・保険を扱う講座です。この記事の工務店向けの振り返り方は編集部の提案であり、講師の指導事例ではありません。参加条件と最新の日程は講座案内でご確認ください。

出典・関連するセミナー

開催日程・参加条件・受付状況は、各セミナーの最新の案内をご確認ください。